후리가나로 읽는 일본 고전
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さっかのみたかがくしゃのぶんがくてきかつどう
作家のみた科学者の文学的活動
宮本 百合子
宮本 百合子의 作家のみた科学者の文学的活動(さっかのみたかがくしゃのぶんがくてきかつどう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,638자 · 17화면
五十一頁に亙る探偵小説は、主人公が「現実と理性との薄明にさ迷っている知識階級で」あり「このような知識階級にあり勝ちな、殊に斯う云う犯罪事件に際して出て来る特徴は、どうも現実を理性で納得させると云う趣があることである。ほんとのところを言えと言うと、殺人は、否定しているのだ。然し自分が殺した証拠が斯くも多数にあると言うと、理性からの判断では、本人と雖も殺人を認めなくてはならぬことになる。斯う云う時に、理性の方を信頼して、現実の方を信頼しないと云うような趣がある。」
そこを予審判事が特別に注意したことから、無罪を証明し得るに至る過程は成立しているのである。
一般の読者は、この全く特徴的な数行を何等不思議な気がしないでよむのだろうか。探偵小説の読者というものは、こういう我々の常識で合点のゆかない現実の歪みも、承認するほど不健康な精神活動に馴らされているものなのだろうか。
良人に左翼女優の比叡子という愛人が出来、妻はそれを苦しみ、愛をとり戻そうとして自分を傷けたことから誤って死んだのであったが、法廷で、この女優が、殺人をおかさせたのは自分であると云う。その心持を、人間的な感情上の責任感として、あるがままに理解せず、木々高太郎氏はその心理を大変ひねって扱っている。