일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ふしゅう

俘囚

海野 十三

海野 十三의 俘囚(ふしゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 14,938자 · 31화면

아오조라 문고

その癖、この三四年こっち、夫は私の肉体に指一本触った事がないのだ。

あたしは、前から持っていた心配を、此処にまた苦く思い出さねばならなかった。

(この調子で行くと、この青年は屹度、私から離れてゆこうとするに違いない!)

きっと離れてゆくだろう。ああ、それこそ大変だ。そうなっては、あたしは生きてゆく力を失ってしまうだろう。松永無くして、私の生活がなんの一日だってあるものか。――こうなっては、最後の切り札を投げるより外に途がない。おお、その最後の切り札!

「ねえ。――」とあたしは彼の身体をひっぱった。「ちょいと耳をお貸しよ」

「?」

「あたしがこれから云うことを聴いて、大きな声を出しちゃいやアよ」

彼は怪訝な顔をして、あたしの方に耳をさしだした。

「いいこと!――」グッと声を落として、彼の耳の穴に吹きこんだ。「あんたのために、あたし、今夜うちの人を殺してしまうわよ!」

「えッ?」

これを聴いた松永は、あたしの腕の中に、ピーンと四肢を強直させた。なんて意気地なしなんだろう、二十七にもなっている癖に……。

邸内は、底知れぬ闇の中に沈んでいた。

(お誂え向きだわ!)今宵は夜もすがら月が無い。