일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ロンドンのいちや

倫敦の一夜

岡本 綺堂

岡本 綺堂의 倫敦の一夜(ロンドンのいちや)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,893자 · 6화면

아오조라 문고

六月二十八日の午後六時、ハイド・パークの椅子によりながら講和条約調印の号砲を聞いた。号砲は池のほとりで一発又一発とつづけて打ち出されるので、黄い烟が青い木立のあいだを迸り出て、陰った空の下に低く消えてゆくのが眼の前にみえる。一隊ごとに思い思いのユニフォームを着けた少年軍が、太鼓をたたき、喇叭を吹きながら、足並をそろえて公園へ続々と繰込んでくる。今にも降り出しそうに暗い大空の下にも、一種のよろこびの色が漂って来たが、そこらに群がっている人たちは左のみに動かない。講和条約の調印――それは既定の事実だと云うような顔をしてみんな冷かに沈黙しているらしくも見えた。これが代表的英国人というのかも知れないと私は思った。

宿へ帰ると、晩餐のテーブルに珍しく日本酒が出ている。いよいよ平和克復の祝意を表するのだと云って、ふだんは無口の主婦も今夜は流石ににこにこしている。われわれも無論祝意を表して、更に夜の市中の光景を観るべくZ君M君と三人づれで再び宿を出た。出るときに空を仰ぐと暗い雲はだんだんに倫敦の上を掩って、霧のような冷い細雨がほろほろと帽子の庇に落ちて来た。