일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ロンドンのいちや

倫敦の一夜

岡本 綺堂

岡本 綺堂의 倫敦の一夜(ロンドンのいちや)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,893자 · 6화면

아오조라 문고

部屋へ引返して雨仕度をして出ると、近所の家々の軒にかけられた国旗が湿っぽい夜風にゆるく靡いている。

此頃の倫敦は非常に日あしが長くて、夜も十時頃でなければほんとうに暮れ切れない。しかも今夜は昼から陰っているせいか、まだ八時というのに表はもう暮れている。われわれは薄暗い横町を足早にたどって、先ずオックスフォード・サアカスの大通りに出た。出てみると昼と夜とはまるで世間のありさまが変っている。どこから集まって来たか知らないが、無数の人間が三方から真黒に押寄せて来て、一方のピカデリー・サアカスの方角へ平押しに押してゆく。われわれもその渦のなかに呑み込まれて、殆ど無意識におなじ方面へ押されて行った。

夕刊の新聞記事によると、今夜の賑いの中心はトラファルガー・スクエヤーで、そこで花火が揚がるという。群衆の潮もその方角へ向って流れてゆくらしい。そう思いながら、押されるままに進んでゆくと、路傍のホテルや料理店の二階三階からコンフェッチーが無暗に投げられるので、紅白の細かい紙の雪は群衆の帽子や肩の上に一面に降りかかってくる。もう斯うなると、代表的英国人も何にもあったものではない。