일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ロンドンのいちや

倫敦の一夜

岡本 綺堂

岡本 綺堂의 倫敦の一夜(ロンドンのいちや)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,893자 · 6화면

아오조라 문고

沈着と謹慎を売物にしている英国人も今夜は明っ放しの無礼講である。喉が破裂しそうな大声をあげて歌う者がある。訳も無しにわっわっと呶鳴る者がある。旗を振ってあるく者がある。一種の小さい毛箒のようなウィスクを手に持って、誰でも構わずに人の顔をなで廻してゆく者がある。

このウィスクが唯一のいたずら道具で、若い女はみんな一本ずつ用意している。そうして人と人とが摺れ違う途端に男は女の顔を擦る。女は男の鼻を撫でる。うしろからその襟首を撫でまわすものもある。何となく擽ぐったいので、誰も彼れもきゃっきゃっと云って逃げまわる。逃げると云っても、犇々と押詰められている混雑のなかであるから自由に身をかわす余地はない。撫でられて擽ぐられて、きゃあきゃあ云うよりほかはない。われわれも幾度かその擽ったい攻撃を受けた。どこの国でも商売にぬけ目はなく、混雑の間をくぐってこのいたずら道具を売り歩いている商人も沢山あるが、百本や二百本のウィスクは瞬くひまに売れ切ってしまうので、土地馴れない我々には容易に買い付けられない。

くすぐったい顔をしかめながら、どうにか斯うにかピカデリー・サアカスを通りぬける間に、Z君といつかはぐれてしまった。