후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
にんぎょうものがたり
偶人物語
田中 貢太郎
田中 貢太郎의 偶人物語(にんぎょうものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 1,402자 · 3화면
古道具屋の大井金五郎は、古道具の入った大きな風呂敷包を背にして金町の家へ帰って来た。金五郎は三河島蓮田の古道具屋小林文平の立場へ往って、古い偶形を買って来た処であった。
門口の狭い店にはもう電灯が点いて、女房は穴倉の奥のような座敷で夕飯の準備をしていた。
「帰ったのですか、寒かったでしょう」
「平生だったら、寒いだろうが、今日は寒くねえのだ」
女房は金五郎の活活した顔を見た。
「どうしたの、今日は痴に景気がいいじゃないの、何か掘りだし物でもあったのかい」
「あったとも」風呂敷の結目を解いて包を背からおろして、「おい、みろ」
金五郎は包の中から三つの古い桐の箱を執りだした。女房も好奇心をそそられたので傍へ寄って来た。金五郎は女房の顔を見て莞やりとした。
「おい、妬くな、大変な品物だぞ」
「妬く、何を妬くの」
「見ろ」
金五郎はその一つの蓋を開けた。中には女の偶人の頭が入っていた。それは二十六七に見える女で、髪を勝山髷にして紫の手柄をかけていた。金五郎はその偶人を二十五両で競り落として得意になっているところであった。
「おや、まあ、まるで生きてるようだね、鬼魅が悪いじゃないの」