일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

びぜんめいきゅうでん

備前名弓伝

山本 周五郎

山本 周五郎의 備前名弓伝(びぜんめいきゅうでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 24,649자 · 50화면

아오조라 문고

不意を喰って見物も驚いたが、狼もよほど吃驚したらしい、また来たかという眼付をしていたが急にぴっと耳を立てる、とっとっとっと、矢来の中を走りはじめた。

三之丞は外側をだくでうたせながら、じっと狼の眼をみつめている。狼は三之丞の方を時々するどく睨みながら、反対の端を走っているが、その全身の動きは頗る軽く、すっすっとまるで四足が地を踏んでいるとは思えないほどであるが……三之丞は眼も放さず狼をみつめながら、ほとんど同じ速度で矢来の外を廻ること二周、三周。なかなか弓を取ろうとしない。

――なにを考えているんだ。――狼と馬競べをする気かも知れん。――なあに、ああしているといまに狼が疲れて寝てしまうだろう、そこを射止めようというのが秘術で、つまりこれを青地流で眠り取り術と名付けるものさ。

見物席ではそろそろ悪評がはじまった。馬場を五周まで、狼の身ごなし、駈ける速度の変化を篤と見定めた三之丞は、やがてもう一度、

「え――い!」

絶叫したかと思うと、もろかくを入れてぱっと疾駆しはじめた。今までほとんど同じ速さで駈けっこをしていたのが、急に気合をかけて疾駆しはじめたので、狼もぱっと脚を速めた。