일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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そう

僧

小川 未明

小川 未明의 僧(そう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,206자 · 21화면

아오조라 문고

何処からともなく一人の僧侶が、この村に入って来た。色の褪せた茶色の衣を着て、草鞋を穿いていた。小さな磐を鳴らして、片手に黒塗の椀を持て、戸毎、戸毎に立って、経を唱え托鉢をして歩いた。

その僧は、物穏かな五十余りの年格好であった。静かな調子で経を唱える。伏目になって経を唱えている間も、何事をか深く考えている様子であった。眉毛は、白く長く延びていた。頭にはもはや、幾たびか、雨に当り、風に晒されて色づいた笠を被っている。短かい秋の日でも落付いて、戸毎、戸毎に立って家の者が挨拶をするまでは去らなかった。羽子の衰えた蜻蛉は、赤く色づいた柿の葉に止っては立ち上り、また下りて来て止っている。磐の音は穏かに、風のない静かな昼に響いた。眤と僧は立止って、お経を唱えている。

この僧を見た人は、「またお坊さんが村へお出なさった。」といった。家の中からは、「お通り。」という声がする時もあった。その時には、僧は静かにその家の前を立去った。また或時は「出ない。」と、子供の声で怒鳴る時もあった。その時にも僧は静かにその家の前を立去った。また或時は、若者の声で「通れ。」と叱り付けるように言う時もあった。