후리가나로 읽는 일본 고전
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ひかりあういのち
光り合ういのち
倉田 百三
倉田 百三의 光り合ういのち(ひかりあういのち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 130,439자 · 263화면
義理が立たぬから忍耐しておくれ」
と言って泣いてあやまったそうだ。私だって五つ、六つの時、毎日遊んでいた重子がいなくなった時、どうしているだろうと考え出しては淋しくなったものだが、やっぱりこうした運命のもとにいたのだ。
しかし摂理というものはまだまだ深い。叔母のいのちとなった浄土真宗の信仰というものは実にこの叔父から貰ったものなのだ。叔父は毎日叔母をいびったが、しかし寺へは参れと言った。三次には照林坊という由緒のある浄土真宗の寺があって叔父はその檀家総代の一人であった。寺の世話はよく焼いた。家にも仏壇だけは立派なのを据えてあった。そして今の私の見るところでは叔父は他力信仰の典型的な受持者であった。叔父はああ見えても往生していたのだ。その病的な性格、頑迷な主我心、つまらない、せせこましい日常行状にもかかわらず、そうした自分が許されて救われていることだけは確信していたのだ。その事についてはいずれ後詳しく書くつもりだ。
一方では夫にぎゅうぎゅういじめつけられ、享楽も、商業の発展の希望も封じられ、教養の機会も与えられず、そうして置いて寺へだけは参れと言われるので、唯一つの息ぬきとして叔母は照林坊へ参った。