후리가나로 읽는 일본 고전
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にゅうばい
入梅
久坂 葉子
久坂 葉子의 入梅(にゅうばい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,934자 · 20화면
どうして作衛に住所がわかったのかときくと私が教えましたという。
「何故云ったの。馬鹿だね、おまえは」
私は、ついぞ口にしたことのない言葉をはいた。黙ってうつむいているおはるをみると、気がいらいらして、しまいには、かなしくなって来た。そこへ作衛が元気よく帰って来たのである。
「奥様、うどんですよ。うどんの配給、まっくろですよ」
作衛は部屋に入って来た。私は黙っていた。おはるは依然としてうつむいたままである。
「おはる」
作衛は怒鳴った。その時にはもう私の手前も何もなかったのだ。皺だらけの額には、名誉や恥などどうでもよいという気持が十分表われていた。私は席をたった。そして庭であそんでいる行雄を隣りの家に遊びにやらせた。そして改めてすわり直した。作衛もそこにすわった。
「おはる」
今度は静かな声で作衛は云った。おはるはだまったまま何も云わない。私はおはるに返事をうながした。と急に喋りたてたのだ。
「奥様、私は申します。ええ申しますとも、このじいさんは一体幾つになるんでしょう。いやらしい、私を追いまわして、ええ、私は人妻なんですよ、ちゃんとした主人があるんですよ。