후리가나로 읽는 일본 고전
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やつがたけのまじん
八ヶ嶽の魔神
国枝 史郎
国枝 史郎의 八ヶ嶽の魔神(やつがたけのまじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 160,664자 · 323화면
「何んとでござる葉之助殿、おはいりくだされおはいりくだされ」
「せっかくのお勧め拝見しましょう」
「しめた!」「おい!」「ハハハ」
そこで葉之助はノッソリと道場の内へはいって行く。
「おい、はいって行くぜはいって行くぜ」
「可哀そうに殴られるともしらず」「知らぬが仏という奴だな」「それにしても大きいなあ」「十二とは思われない」「十九、二十、二十一、二には見える」「随分力もありそうだぞ」「あの力でみっちり殴られたら」「そりゃ随分に痛かろうさ」
そろそろ怖気を揮う奴もある。
葉之助の姿がノッソリと道場の中へ現われると、集まっていた門弟どもまたひとしきり噂をした。よせばよいのに気の毒な――こう思う者も多かったが大勢いかんともしがたいので苦い顔をして控えている。
「こちらへこちらへ」と云いながら、白井というのが案内した席は皮肉千万にも正座であった。すなわち稽古台の横手である。
「これはご師範でござりますか」葉之助は初々しく恭しく石渡三蔵へ一礼し、「私、鏡葉之助、お見知り置かれくだされますよう。また本日はお稽古中お邪魔にあがりましてござります」
「おお鏡のご養子でござるか」