후리가나로 읽는 일본 고전
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ろくがつ
六月
相馬 泰三
相馬 泰三의 六月(ろくがつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,673자 · 37화면
苦労人だからああしてがみがみと言わないでいつも好い顔を見せているが、あれは是非何とかしてやろう。無理しても近いうちに持って行ってやらなければならぬ。だが、この俺はどうだ? また月末が思いやられる。何と法を講じたものか? と言って今さらどうなるものか、また辛い思いをしてもどこかへ泣きついて借金をするほかはない。だが、俺の知っている奴に誰が金を持っている? 金を持っているような知己のところへは、どこもここも、義理を悪くしているから行くことが出来ない。……昨夜宿めてくれた長谷川は、そんなに困っているならお伽噺でも書いたらどうか、少年雑誌の編輯をしている人を知っているからそれへ売りつけて上げることにしてもいい、と言ってくれた。そうか、まあ、これからそんなことでも少しずつ初めることかな。……こんなことを思いながらぶらぶら当てもなく銀座の通りへ出た。
お伽噺などと言ったところで、どんな風に書いて良いものか、それにこのごろの子供はどんなことを好くか、それからしてちょっと当りがつかない。しかしとにかく筋を一つ立てて見よう。彼はほんとにそれをやって見る気になっていろいろと真面目に考えた。