후리가나로 읽는 일본 고전
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きょうやくかいてんだん
共軛回転弾
海野 十三
海野 十三의 共軛回転弾(きょうやくかいてんだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,359자 · 21화면
「よう。料理は何が出来るのかね」
チーア卿は、ろれつの廻らない舌で、ベラントとルス嬢の屋台に呼びかけた。
「お好みの料理を作りますぜ。殊に燻製料理にかけては、世界一でさあ」
ベラントはぬかりなく宣伝にかかる。
「世界一かね。じゃあ、それを作って貰おうか。早いところ頼むぜ。それからウィスキーにミルクだ。コーヒーはジャワのを。シェリー酒も出してくれ。いや心配するな、金はもっているぜ」
チーア卿は、ポケットから、何枚かの法幣をつかみだして、皺をのばす。
「へいへい。有難うございます。おっしゃったものは皆そろって居ります」
「へえ、皆そろって居るって、本当かね」
「嘘じゃありません。まあ、ごゆっくり召上って頂きましょう」
うすきたない屋台から、途方もない絶品佳肴がとりだされたのには、チーア卿も目をぱちくりであった。
「燻製も、一番うまいのはカンガルーの燻製ですな。第二番が璧州の鼠の子の燻製。三番目が、大きな声ではいえませんが、プリンス・オヴ・ウェールス号から流れ出した英国士官の○○の燻製……皆ここに並べてございまさあ」
「ええっ、何という……」
チーア卿は顔をしかめた。