후리가나로 읽는 일본 고전
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きょうやくかいてんだん
共軛回転弾
海野 十三
海野 十三의 共軛回転弾(きょうやくかいてんだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,359자 · 21화면
その大金庫は、僅々十一分のうちに見事にぎいっと開かれた。
ところが、この金庫の中に、卿をひどく当惑させるものが待っていた。というのは、予想どおり設計書が一件ごと別々の袋に入ったものが、三百何十種収められて居り、その袋の表面を見ると、「世界一の発明。引力相殺装置」とか「世界一の発明、宇宙線を原動力とせる殲滅戦兵器」とかいった具合に、どれを見ても、名称の上に「世界一」を附してあることだった。これではチャーチルの命令に応じて、最も勝れたる世界一の発明兵器として、どれを択んで持ち帰りなばよろしきや、さっぱり分らない。チーア卿たる者、宝の山に入りながら、あまりに夥しき宝に酔って急性神経衰弱症に陥ったきらいがないでもない。
こうなると人間はいやでも単純に帰らざるを得ない。つまり、何でもよいから、持てるだけ持って帰ろうということだ。チーア卿は両手に抱えられるだけの設計書袋の束を二つ拵えて、それをうんこらさと抱えあげると後をも見ずに金博士の部屋からおさらばを告げたのであった。盗み出した設計書の件数、しめて五十三件、さりとは慾のないことではある。
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チャーチルの泥棒特使が仕事を終って去ったが、ルーズベルトの特使二人の方は、いつまでもまごまごしていた。