후리가나로 읽는 일본 고전
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ふゆがれ
冬枯れ
徳永 直
徳永 直의 冬枯れ(ふゆがれ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 23,850자 · 48화면
鷲尾は何度もこんな言葉を繰りかえした。――俺のような小胆者でも、俺ァ俺なりの使い道があろうじゃないか、なァおい――。
そして彼の著るしくめだつ白髪や、険しく尖った頬のまわりに、雲間をのぞくような一沫の明るい笑いが洩れるのを女房はわかったような、わからないような顔色で見つめるのだった。
「Kや、Mや、K・Tなどは勿論えらい、しかし俺だって棄てたもンじゃないぞ」
「…………?」
腰掛の間の汚れたところへ新聞紙を敷いて座っている鷲尾は、大工の妹婿が餞別した小瓶の酒を飲みながら、独り合点に喋べった。彼の過去にある沢山の経験を思い出しながら、一ツの労働組合の経営が一ツの争議が、どんな風に行われるかを女房に語った。いろんな種類の人間が、その特徴を渾然と発揮した場合だけ勝利が可能だったことなど……。
「労働者の癖にいつの間にか、俺も観念論者になってたよ、冗談じゃねえ、老いたりと雖も鷲尾和吉これからなんだぜ」
汽車が門司につくと、女房は一人おぶって二人を両手にひき、鷲尾は三つも四つもあるこまかい手荷物を赤帽のようにかついで桟橋を渡っていった。
巨きな箱のような連絡船が動き出すと、もうすぐ向うに、下関のながいホームや暗い建物が見え出した。