일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しょか(せんきゅうひゃくにじゅうにねん)

初夏(一九二二年)

宮本 百合子

宮本 百合子의 初夏(一九二二年)(しょか(せんきゅうひゃくにじゅうにねん))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,549자 · 8화면

아오조라 문고

六月一日

私は 精神のローファー

定った家もなく 繋がれた杭もなく

心のままに、街から街へ

小路から 小路へと

霊の王国を彷徨う。

或人のように 私は古典のみには安らえない。

又、或人のように、

眼の眩めくキュービズムにも。

ダダも 面白かろう、

然しそれとても、

私には 折にふれ

行きすぎ 心を掠める 一筋の町の景色だ。

けれども、私がローファーなのは

決して、淋しい想像で考えて下さらずとよい。

私は楽しく

あらゆるものを見、感じ

滋液を吸って 育とうとするのだ。

アミーバーが

触手を拡げて獲物を圧し包み

忽ち溶かして養分とするように

私は

生活力と云う触手で

あらゆるものに触れ 味を知り

精神の世界を 這い廻るのです。

感じ

人間は 実に面白く

生きる愉びは限りないものと思う。

何故ならば

考えても御覧なさい

私はきのう イリヤードと ディビナ・コメディアをよむ。

神々の時代と、十三世紀のイタリーが

目のあたり甦って来る。

素朴な人間神の活動、意欲、生死と

厳しい地上社会のいきさつが、

人類を置く精神の赫きに照されて

はっきり 我ことと 思われるではありませんか。

又、今日は哀愁の満ちたベルレーヌの詩をよみ