후리가나로 읽는 일본 고전
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はつたびのだいぼさつれんれい
初旅の大菩薩連嶺
木暮 理太郎
木暮 理太郎의 初旅の大菩薩連嶺(はつたびのだいぼさつれんれい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,508자 · 19화면
五
但し図の地形と実際とは甚しく相違しているのであるから、正確なことはいえない。
五
二十五日。今日は無上の快晴で霜が真白である。午前七時二十分に出発し、木賊沢の出合で冷たい徒渉を行い、尾根へ上らずに沢に沿うた道を可なり進むと踏み跡もいつか覚束なくなり、茅の葉に置く霜で足が痛くなる。それで沢を離れて左に斜面を上った。採り残されたらしい椎茸が倒木に生えているのを見出す。九時三十分一隆起に達した。南アルプスが真白に輝いている。此処で富士と南アルプスとを撮した。尾根に出ると八ヶ岳から金峰、雁坂あたりまで望まれた。これがアイノ尾根である。昨日の道を上って賽ノ河原に着いたのは十一時。更に笹の繁った斜面を上り、三十五分で一九八〇米の圏ある峰の頂上に出る。これも雁ヶ腹摺の名があるらしいが、私は調べて見たことがない。元来この大菩薩連嶺ほど、山名が不確で、議論の余地の多い所は他に少ないであろう。ここには主として武田君の考定されたものを採用してあるが、同君も其後更に新しい材料に拠って改称されたものがあるかも知れぬと思う。この頂上は平で南面には枯薄が立っている。富士の雪の面が氷って鏡のような光を放っていた。