후리가나로 읽는 일본 고전
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こくこく
刻々
宮本 百合子
宮本 百合子의 刻々(こくこく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 36,401자 · 73화면
「みなさァん!」
とやっている。
「何だろう、うるさい!」
荒っぽく寝がえりをうちながら女給が舌うちをした。焦々といやな気持になってそれをきいていたのは自分ひとりでなかった。――
出たらこの留置場での経験をきっと書いて置こう。自分は段々そういう気になって来た。
留置場の五十日や百日は何だ。そういう意気で革命的労働者、農民が非人間的な条件の下にもひるまず闘いをつづけているのは本当である。同志小林が「独房」という小説の中で、プロレタリアは、どこにいても自信を失わず朗らかであると云っているのに嘘はない。
だが、現在の日本の有様では前衛的闘士ばかりか全く平凡な一労働者、農民、勤人、学生でも、留置場へ引ずり込まれ、脅され、殴られ、あまつさえ殺される可能が非常に増している。極めて当然な賃銀値上げ、待遇改善を要求しても直ぐ警察だ。学生や職場の大衆が知識欲をみたすための罪のないサークルや読書会をもっても二十九日、又それをむしかえしての拘留を食う。
留置場に長くいればいるほど、権力の手のこんだ専暴と、人民は無権利であることを切々と感じる。
初めて留置場へぶち込まれたからとか、ふだん人並の飯を食べているからとかの問題ではない。