후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜんきてんまやけ
前記天満焼
国枝 史郎
国枝 史郎의 前記天満焼(ぜんきてんまやけ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 48,568자 · 98화면
「それはまだ不明にございます」
「是非とも探って確かめるよう」
「かしこまりましてございます」
自分の屋敷へ帰ろうと、宇津木矩之丞が只一人で、中斎の屋敷を立ち出たのは、その夜もずっと更けてからであった。
思案に暮れて歩いていたためか、道を取り違えて淀川縁へ出た。
2
「去年からかけて天候不順、五穀実らず飢民続出、それなのに官では冷淡を極め、救恤の策を施そうともしない。富豪も蔵をひらこうともしない。これでは先生が憤慨されるはずだ。とは云え他人の大切なものを、横取りをして金に換えたら、盗賊とより云うことは出来ない。それを先生にはやろうといわれる。俺には正当に思われない。そればかりならともかくも、兵を発し乱を起こし、城代はじめ両奉行をも、やっつけてしまおうとの思し召し、成功の程も覚束ないが、よしや成功したところで、乱臣の名は免れまい。……あれほど明智だった中斎先生も、近来は少しく取り違えて居られる。……狂ったのかな、あの明智も……」
考え考え考えあぐみ、木立のある所まで来た時であった。卑怯にも左右から声も掛けず、何者か二人切り込んで来た。
「おっ」と叫んだがそこは手練、宇津木矩之丞剣道では、一刀流の皆伝である、前へパッと飛び越した。