후리가나로 읽는 일본 고전
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かちうんまけうん
勝ち運負け運
佐々木 邦
佐々木 邦의 勝ち運負け運(かちうんまけうん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 119,262자 · 243화면
「矢田さんの家は乃木坂の下さ。調べるまでもなく、写真の説明に書いてあった」
「成程」
「当時僕は丁度乃木大将の伝を読んでいたんだ」
「嘘をつけ」
「本当だよ。持って来て見せても宜い。精神修養がこの問題に結びついている」
「矢田さんの家が乃木坂下と分ったものだから、散歩区域をあの方面へ持って行ったんだろう」
「然う認定されても仕方がないけれど、丁度乃木さんの伝記を読んでいたところへ乃木坂だったから、一種霊妙の感に打たれた。全く偶然の一致だよ。尤もその次の瞬間に、乃木神社へ参拝すれば序に探険が出来ると思ったことは匿さない」
「見給え」
「しかし虎の門の時とは違う。乃木坂を発起した時は実際乃木さんが頭の中にあった。僕だって然う/\嘘は考え出せない。精神修養って心持が確かに動いていたんだ」
「変な精神修養だけれど、まあ/\、堪忍してやる」
「それは僕だって聖人君子じゃないから、純粋な精神修養とはいえない。乃木坂から虎の門まで歩けば、大将の足跡を踏むことになるから、剛健質実の気風が養えると同時に、先方も学校から帰って来る時間だから、道で行き合うと思ったのさ」
と菊太郎君は到底只で向上を心掛ける人でない。