일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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かちうんまけうん

勝ち運負け運

佐々木 邦

佐々木 邦의 勝ち運負け運(かちうんまけうん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 119,262자 · 243화면

아오조라 문고

「奥さんも、そう言ったよ。退屈凌ぎになるからって。そこで俺は承知しない」

「力瘤の入れどころが違っていますよ」

「持論を出したよ。声を玩具にする謡曲や長唄はまだ罪が軽いけれど、金を玩具にする道楽は罰当りだ。禄なことはない」

「そんなことを仰有ったんですか?」

「うむ。縁談の方は下から出るけれど、他の問題は対等で行く。大分やって来たよ。重役連中の使い込みには裏面に必ず株の思惑がある。俺は統計を取ってあるんだから、文句を言わせない」

と親父は得意だった。株屋をやっていながら、株に手を出す素人に好意を持たない。つまりお客様が嫌いってことになる。それでいて専ら口銭を稼げと言うのだから矛盾も甚だしい。

それは兎に角、菊太郎君の縁談は順当に進んで、間もなく先方から見合を申込んで来た。菊太郎君としてはその必要がないけれど、久子さんの方はまだ面識がない。家ではもう母親まで出動していたから、早速取り計らった。それから後は早かった。直ぐに結納を取り交して、来年三月挙式ということに決った。

「来年の三月までは半年ある。待ち遠しいけれど、君、これから毎日でも交際が出来るんだ」

と菊太郎君は宿願が叶って大喜びだった。