일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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きたのしょうじょ

北の少女

小川 未明

小川 未明의 北の少女(きたのしょうじょ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 3,032자 · 6화면

아오조라 문고

けれど、文字を知らないということが、なんで、彼女をばかにする理由となろう?

「東京は、広い?」

「いくら、広くても、電車や、自動車に乗れば、端から端まで、ぞうさなくいけるのだよ。」

「なんにも乗らんけりゃ、みんな歩くのに、幾日かかるか?」

「そんなこと、僕にもわかるもんか。」

二人は、こんなことを話していました。そのうちに、日は、海のかなたへ沈んでゆきました。波の上は、美しく彩られたのです。それは、ちょうど花びらを空へふりまいたように見られたのでした。

少年が、いよいよ帰る日に、少女は、海岸を歩いて、ほんとうに、美しい、めずらしいいろいろの形の、また色をした貝がらを拾い集めてきて、東京への土産にするようにくれました。貝の種類のいたって少ない北海には、こんな貝がらは、珍しいものかしれないけれど、波の穏やかな南の海岸には、もっときれいな貝がらが少なくなかったのでした。しかし、この貧しい、哀れな少女の志は、どんな貴い真珠も、さんごもおよばなかったでありましょう。少年は、厚く礼をいって、喜んで持って帰ることにいたしました。

半年は、過ぎ、一年は、たちました。また来年こそは、もう一度北の海岸へゆこうなどと思ったのも、そのときになると家庭に用事ができたり、もしくは、ほかへゆくようなことになって、少年は、ただはるかに、北海の