일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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オチフルイかいじゅうろうてがらばなし

十二神貝十郎手柄話

国枝 史郎

国枝 史郎의 十二神貝十郎手柄話(オチフルイかいじゅうろうてがらばなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 127,035자 · 254화면

아오조라 문고

二人は荒野を歩いて行く。

やがて一つの空井戸へ出た。空井戸だから水がない。そうして井戸の一方の側に不細工に出来た階段がある。

「ね、ここにある階段ね。これが地下へ行く道なのさ」日出夫は云って指差した。

「それじゃここから下りて行こうよ」

「では僕が先へ行こう」

で、日出夫が先に立ち、その後からジョンが続き、空井戸を下へ下りて行った。

間もなく二人は底へ着いた。細い横穴が通じている。それを二少年は辿って行く。

道は案外平坦で山もなければ坂もない。ただ暗いのが欠点である。

二人はドンドン走って行く。

二時間余りも走った頃、行く手に当たって人声がした。

「いよいよ地下の国へ着いたようだな」

「土人どもが騒いでいる」

「気を付けて行こうぜ」「そっと行こうよ」

二人は互いに戒め合い、足音を忍んで近寄って行った。

小豆島紋太夫とホーキン氏とが、前後に大敵を引き受けて進退全くきわまったことは、既に書き記したが、さてその後どうしたかと云うに、他に手段もなかったので小豆島紋太夫はオンコッコ軍に向かい、またホーキン氏は地下人軍に向かい、悪戦苦闘をしたものである。

ワッワッという叫び声、悲鳴、掛け声、打ち物の音、狭い地下道は一瞬にして地獄のような修羅場となったが、その中で紋太夫は十五人、ホーキン氏は十人の敵を生死は知らず切り伏せた。