후리가나로 읽는 일본 고전
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じゅうはちじょうおつ
十八条乙
山本 周五郎
山本 周五郎의 十八条乙(じゅうはちじょうおつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,127자 · 26화면
四
そう思うと後者の場合のほうがいかにもありそうなことのような気がし、不安のため胸苦しくさえなった。
「次にたずねるが」と滝沢が云った、「伊原友三郎はひごろより御政道を批議し、おのれの意を立てんため御城代佐野図書どのを暗殺しようと計った、そのほうこの仔細を知っていたかどうか」
「存じません、伊原とは殆んどつきあいがございませんし、十六日の夜も彼はなにも話しませんでした」と庄兵衛が答えた、「そのようなことはいまうかがうのが初めてです」
「誓ってそう申せるか」
「誓ってそう申上げます」
滝沢はまた萩岡左内を見あげ、それから庄兵衛に向って、吟味は済んだと告げた。
元の部屋へ戻るとほどなく、与力の一人が大小を持って来て返し、帰宅していいが、当分は謹慎しているようにと、穏やかな調子で注意した。正式の命令かと、問い返そうと思ったけれど、母や妻のことが気になるので、庄兵衛は温和しく役宅を出ていった。
四
帰ってみると母も妻も家にいた。二人が萩岡中老に呼びだされたのは事実であり、笈川玄智が訴状を出したというので、あったことの始終を語った。二人の吟味はそれぞれべつにおこなわれたが、返答にくいちがいのないのがよかったのだろう、半日ほどで帰宅を許された、ということであった。