후리가나로 읽는 일본 고전
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はんのすけしゅうげん
半之助祝言
山本 周五郎
山本 周五郎의 半之助祝言(はんのすけしゅうげん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 21,997자 · 44화면
盲人とは暴言である。出てゆく態度も無礼であった。菊枝夫人は感情を害したであろうか? 否そうではないらしい。
夫婦の情というやつは微妙なもので、このばあい自分がけなされたことなど、彼女にとっては問題ではなかったようだ。
「奥が会いたいと云っておるぞ」
翌日の朝、半之助が出勤するとすぐ図書助が渋い顔つきでそう云った。半之助はむっとふくれてそっぽを向き、さようですか、答えたまま動かなかった。
「どうした、ゆかんのか」
図書助は暫くしてこう促した。
「ええまいりません、御免蒙ります」
彼はにべもなく答え、それから口の中で独り言のように、なんだ女なんぞ……と呟やいた。
城代はどこかしら痒いような表情で、横眼にちらちらと彼を見た。なにか云いたそうでしかし云いかねるらしい。やがて苛々しはじめ、ふいに立ちあがって、
「釣にまいる、六兵衛に支度を命じて呉れ」
と叱りつけるように云った。
六兵衛とは家扶和田六兵衛のことで、支度というのを見ると釣竿らしい長い包のほかに、小さな葛籠ほどもある風呂敷包が二つもあった。半之助はこれを持たされるのかとうんざりしたようだが、それは下僕が二人で背負った。