후리가나로 읽는 일본 고전
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なんぼくのとうかいどうよつやかいだん
南北の東海道四谷怪談
田中 貢太郎
田中 貢太郎의 南北の東海道四谷怪談(なんぼくのとうかいどうよつやかいだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 16,555자 · 34화면
伊右衛門は其のまま其処を走り出た。と、其の眼の前へ、
「伊右衛門待て」
と云って駈け出して来た者があった。それは与茂七であった。
「其の方は与茂七か」
伊右衛門はきっとなって身がまえした。与茂七は刀を脱いた。
「お袖のためには義理の姉、お岩の讐じゃ、覚悟せよ」
「なにを」
伊右衛門は与茂七を斬り伏せようとした。と、何処からともなく又数多の鼠が出て、伊右衛門の揮っている刀にからみついた。其のひょうしに伊右衛門は刀を執り落した。其処を与茂七が、
「おのれ」
と云って肩から斜に斬りおろした。伊右衛門の体は朱に染まって雪の上へ倒れた。