후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ききにおけるりろんてきいしき
危機における理論的意識
三木 清
三木 清의 危機における理論的意識(ききにおけるりろんてきいしき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,790자 · 16화면
社会上の危機が思想の危機として表現されるのである。危機にあるのは思想そのものではなくて、かえって社会そのものなのである。悪しき思想の排撃によって維持さるべきものは思想そのもの、真理そのものでなく、まさに支配階級なのである。それだから思想の普遍妥当性を説くことはこの階級の永遠性を主張する意味をもって来る。それだから従来の思想の弁護はこの階級の弁護となって来る。思想の危機の叫びのうちに表現されるものは階級的なるものであって、思想的なるものそのものではない。否、思想の危機が叫ばれれば叫ばれるほど思想は反対にますます空虚になってゆく。それは階級的独断論の叫びであるからである。そして善い思想と真なる思想とは合致するのでなく、かえって背致しているからである。思想そのものの立場からいえば、社会における批判的な階級、すなわち新興階級の有する思想がかえって批判的であり、それ故に一層真理であり、したがって悪しき思想の出現こそまさに歓迎すべきものであり得る。それにもかかわらずこのとき、支配階級が思想の危機を叫ぶことが必要になればなるほど、この階級はますます危機に迫っているのであり、したがって自己をあらゆる手段をもって維持することがいよいよ必要となっているのであるから、この階級を代表する思想もまたそれ故にいよいよ独断的となるの