일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

はんこう

反抗

豊島 与志雄

豊島 与志雄의 反抗(はんこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 140,121자 · 282화면

아오조라 문고

金入の底に皺くちゃな五十錢紙幣が六七枚残ってるのを幸に、眼についたカフェーに寄って、ウイスキーを五六杯のんだ。髪を長く伸ばした着流しの客が一人居るきりで、電燈がついたばかりの室の中は静かだった。女給仕と何かひそひそ話し合ってる客の方に背中を向けて、彼は壁の面をじっと見つめた。

それが、彼の気持へぴたりときた。

ぶつかることがつきぬけることのように思っていた彼は、ぶつかってみて初めて、つきぬけられない壁があるのを知った。保子と隆吉との間にまごまごしてる自分は、やけに頭を壁にぶっつけてるのと同じだった。而も彼は、未だに保子を恋してるのかどうか自ら分らなくなっていた。

酒に痲痺した頭で考えると、凡てが渦を巻いて入り乱れ、その渦が壁の中にすーっと吸い込まれて、じっと壁に面してる自分の姿のみが残った。それがしいんと静まり返った。息苦しくて恐ろしかった。自分の心が何処まで転々してゆくか不安だった。

彼はカフェーを飛び出して、夜になった街路を長い間歩き廻った。闇黒のうちに点々と浮出してる街灯の光りと、酒の酔からくる悲壮な気持とが、凡てを夢のような惑わしのうちに包んでくれた。