후리가나로 읽는 일본 고전
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はんこう
反抗
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 反抗(はんこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 140,121자 · 282화면
お清は二人の下駄を、奥に通じてるらしい障子のわきの板の間に置き、開扉の締りをして、それから二階へ上っていった。周平もぎしぎし軋る梯子段を後に続いた。
梯子段を上りきって、其処の骨太な障子を開くと、粗末な六疊の室に出た。
「おお寒。……一寸待っていらっしゃい。今火燵をいれてあげるから。」
お清は室の隅に肩掛とコートとを脱ぎ捨てた。周平はぼんやり腰を下した。
四十一
それは、妙な感じがする室だった。黝ずんだ天井、薄汚れのした黄色っぽい壁、汚点のある肯い窓の障子、それと対照して、新らしく張り換えたらしい真白な縁側の障子、浅い床の間の横の一枚の襖と反対の側の二枚の襖とは、処々に切り張りがしてあった。室の中の有様もまた、周平の眼には物珍らしかった。安価な青い瀬戸の円火鉢には、錻力の大きな薬鑵が疊の上にじかに置いてあった。その横の火燵には、派手な銘仙の布団がふわりとかかっていた。大きなメリンスの座布団が、ぱっとした華かな色を浮出していて、その前の床の間に、ごたごた化粧瓶の並んでる、大きな贅沢な鏡台が据えられていた。がその横には、壊れかけた古机が一つ、埃のたまっていそうな古雑誌を四五冊乗せていた。