후리가나로 읽는 일본 고전
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はんこう
反抗
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 反抗(はんこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 140,121자 · 282화면
而も水谷は周平の遠縁に当るきりで直接の縁故がなかった。学費も、周平の保護者みたいな地位に立ってる野村の許へ送ってきて――銀行の関係から便利なせいもあったろうが――周平は野村の手から受取っていた。彼は初めからの行きがかり上、野村に金を借りることも、水谷に余分の請求をすることも、意地として出来なかった。郷里の自家の没落と共に、近しい親戚には多大の迷惑をかけてるので、其方へ縋る訳にもいかなかった。「一人でやっていく!」そう彼は公言したのだった。
困る時には書物を売り払ったり、或は着物の包みを抱えて質屋へ行ったりして 兎も角も一時の凌ぎをつけていた。然しそれも長くは続かなかった。やがて、書物は無くなり、着物は流れてしまった。下宿の払いもたまった。そして途方にくれてる所へ、横田の助けを得たのだった。その補助で漸く月々が越していけた。
横田のことを思うのは、彼にとって力であった。更に、横田夫人――保子のことを思うのは、彼にとって慰安でもあり光明でもあった。彼は長らく休みがちだった大学へも、落着いて通えるようになった。
それが、変に心が外れ出したのだった。また学校を休みがちになった。