후리가나로 읽는 일본 고전
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ふるきミニエチュア
古き小画
宮本 百合子
宮本 百合子의 古き小画(ふるきミニエチュア)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 70,298자 · 140화면
但し、若しイランで勝利を得たら、後は、アフラシャブの命を待って事を進めること。万一失敗すれば、サアンガン領は没収する。というのである。
スーラーブは、内心微笑を浮べて、勝手なアフラシャブの条件を聴取した。彼方から寄来すというフーマン、バーマンなどという戦士は、ツランでは第一流の戦士である。彼等が数年前アフラシャブの軍に加わってイランに行き、親くルスタムの顔を見知っているということが、ひどくスーラーブをよろこばせた。(このことは、スーラーブの満足であっても、彼等にとって冷汗の出る記憶が伴っていた。十年昔、アフラシャブは三度目の決戦をする覚悟で、大軍を率いてイランを攻めた。アフラシャブは前回が失敗であったにも拘らず虚を衝くつもりで、一年も経ず、また出かけたのであった。が、矢張り勝算がなく、或る日の合戦で、アフラシャブ自身が、ルスタムの捕繩で首をからまれてしまった。白いラクーシュにのったルスタムは、確かり馬上に踏ん張り、大力を出して、引きよせようとする。アフラシャブはすっかり動顛し、叫び、藻掻(もが)いて抵抗しようとするが、力かなわず、腑甲斐なく、乗馬の尻を地にすって引よせられる。