일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ふるきミニエチュア

古き小画

宮本 百合子

宮本 百合子의 古き小画(ふるきミニエチュア)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 70,298자 · 140화면

아오조라 문고

彼は何よりも先ずシスタンに隠棲しているルスタムを動かす必要を感じた。けれども、最近ルスタムが戦場のかけ引に一向興味を失っているのは誰の目にも顕著であった。極近く南方イラン征討隊が派遣された時にも、ルスタムは固辞して受けなかった。その時親友のギーウに、自分の武人としての最後を飾るのは往年白魔をカスピアン沿岸で討った事蹟だと洩したことは、王の耳にも入っていた。然し、ツランの軍勢にルスタムの名は、或る魅力を持っている筈だ。カーウスは頭を悩ました後、一つの方法を思いついた。彼はギーウを呼んだ。そして、シスタンに赴いてルスタムの出動を促すことを命じた。ギーウは当時、ツス近傍の総軍帥であった。この切迫した場合、彼が重大な位置を暫く空けて迄出かけたというところに、親友である事実以上の或る意味が加わることをカーウスは考えたのであった。

ギーウは、使命をやや苦痛に感じながら、一昼夜、馬を走らせた。広い夏の白光の下で乾き上った砂漠が、彼の周囲で、後へ後へと飛んだ。二日目の午後、シスタンの城が平坦な地平線に見え始めた。容赦ない一煽りで、汗にまびれ塵にまびれて城の広場に乗り込んだ時、ギーウは浮かぬ顔付で、下僕に馬の手綱を渡した。