일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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こてんふう

古典風

太宰 治

太宰 治의 古典風(こてんふう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,400자 · 21화면

아오조라 문고

は、ほんとうに、毎日こうしてうちで遊んでいるよりは、と機嫌よく承知した。店のお得意筋に当るさる身分ある方の御隠居の口添で、奉公先がきまった。美濃伯爵家である。

美濃家は、淋しい家であった。てるは、お寺に来たような気がした。奉公に来て二日目の朝、てるは庭先で手帖を一冊ひろった。それには、わけのわからぬ事が、いっぱい書かれて在った。美濃十郎の手帖である。

○あれでもない、これでもない。

○何も無い。

○FNへチップ五円わすれぬこと。薔薇の花束、白と薄紅がよからむ。水曜日。手渡す時の仕草が問題。

○ネロの孤独に就いて。

○どんないい人の優しい挨拶にも、何か打算が在るのだと思うと、つらいね。

○誰か殺して呉れ。

○以後、洋服は月賦のこと。断行せよ。

○本気になれぬ。

○ゆうべ、うらない看てもらった。長生する由。子供がたくさん出来る由。

○飼いごろし。

○モオツアルト。Mozart.

○人のためになって死にたい。

○コーヒー八杯呑んでみる。なんともなし。

○文化の敵、ラジオ。拡声器。

○自転車一台購入。べつに使途なし。

○もりたや女将に六百円手交。借銭は人生の義務か。

○駱駝が針の穴をくぐるとは、それや無理な。