후리가나로 읽는 일본 고전
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こくをみる
古句を観る
柴田 宵曲
柴田 宵曲의 古句を観る(こくをみる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 166,028자 · 333화면
あるいは蚊帳の中の蒼ずんだ光が、森の月光に獲物を索めて歩いた遠い祖先の本能を呼び覚すのではあるまいか。もし色の違った色々の蚊帳があったら試験して見たいような気もした。
われわれも猫を飼った経験はしばしばあるが、不幸にしてこういう観察を下す機会がなかった。猫と蚊帳についてこれだけ精細な観察を試みたものは、あるいは他に類がないかも知れない。宇白の句は僅に「吼る」の一語によって、猫の蚊帳に対する奇態な興奮を現したに過ぎぬが、とにかく観察のここに触れている点を異とすべきであろう。
しる人の見込て通る蚊やりかな 和丈
門口を通る人が家の中を覗いて通る。それは知った人で、家の中を覗いては行ったが、別に立寄もせずに通ってしまった。夏の晩で家の中には蚊遣が焚いてある、という趣である。
知人の店の前を通る時など、通りすがりに家の中を見込んで、在否を窺うようなことは現在のわれわれにもある。この句の場合は作者が家の中にいて、外を通る者の知人たることを認めているのだから、立場は反対になるわけであるが、中を見込んで通る知人の方は、やはりわれわれと同じく在否を窺うような心持なのではなかろうか。