후리가나로 읽는 일본 고전
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こくをみる
古句を観る
柴田 宵曲
柴田 宵曲의 古句を観る(こくをみる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 166,028자 · 333화면
音もなく夜の間に降出して、朝戸をあけると真白になっているということもあれば、朝から曇っている空が年頃に至ってちらちら雪を降らしはじめることもある。この句は後者で、そういう初雪の降出す場合を、そのまま句にしたのである。
をし船の沙にきしるや冬の月 素覧
「をし船」という言葉はよくわからぬが、句の意味から考えて、浅瀬か何かで船を押すことではあるまいかと思う。
えいえいと押す船の底が、沙に軋って寒そうな音を立てる。皎々たる寒月の下、船を押す人の姿が沙上に黒々とうつっているような気がする。夏の月夜ならば、こういう出来事も一興として受取れるが、天地一色の冬の月ではそう行かない。一読骨に沁みるような寒さを感ぜしめるところに、この句の特色がある。
門々や子供呼込雪のくれ 野童
雪が降って元気がよくなるのは、子供に犬と相場がきまっている。寒さにめげず、外へ出て遊んでいるうちに、いつか夕暮近くなって来た。もう御飯になるから御帰りとか、寒いから内へ御入りとかいって子供を呼ぶ声が、彼方の家からも此方の家からも聞える。「門々」の一語によって、その家が複数であることも、うち続いた家並であることもわかる。