후리가나로 읽는 일본 고전
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こくをみる
古句を観る
柴田 宵曲
柴田 宵曲의 古句を観る(こくをみる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 166,028자 · 333화면
其角に「すむ月や髭を立てたる蛬」という句がある。きりぎりすは姿態の美を見るべき虫でないから、長い髭が目につくのも当然であるが、蝶は翅の美に先ず目を惹かれるものだけに――またその髭がそう著しいものでもないだけに、これに著眼することが、いささか特異な観察になるのである。尤も観察の精疎は直に句の価値を決定する所以にはならぬから、以上の理由だけを以て、この句をすぐれたものとするわけではない。
拍子木も絶て御堀の蛙かな 一箭
拍子木を打って廻っていた音が聞えなくなって、御堀の蛙がしきりに鳴立てる。句の上にはこれだけしか現れていないけれども、城のほとりか何かで、夜もやや更けた場合かと想像される。「拍子木」といい「蛙」といっただけで、その音なり声なりを連想させるのも、馴れては誰も怪しまぬが、俳諧一流の省略的表現である。
子規居士の「石垣や蛙も鳴かず深き濠」という句は、蛙が鳴くべくして鳴かぬ、闃寂たる深い濠を想像せしめるが、見方によっては夜と限らないでもよさそうな気がする。この「御堀の蛙」が直に夜景を思い浮べしむるのは、上に「拍子木も絶て」の語があるからである。