후리가나로 읽는 일본 고전
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こくをみる
古句を観る
柴田 宵曲
柴田 宵曲의 古句を観る(こくをみる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 166,028자 · 333화면
老僧の理窟いはるゝ接木かな 重就
これは別にいい句ではない。老僧の接木という言葉があって、齢已に傾いた老僧が接木をする。なお幾程の未来を恃んでそんなことをするのかというと、自分のためにするのではない、こうやって接いでさえ置けば、何時かは大きくなって人の役に立つ時があろう、と答えるのである。鳩巣の『駿台雑話』にも「老僧が接木」なる一章があり、三代将軍が谷中辺へ鷹狩に出た時、将軍とは知らずに今のような理窟をいって聞かした、という話が出ている。その真偽はわからぬが、そういう考で接木をした者はいくらもあったろうと思う。子規居士の没前数日に口授した「九月十四日の朝」という文章を読むと、朝納豆売が来たのを聞いて、家人にこれを買わせる話が書いてある。「余の家の南側は小路にはなっているが、もと加賀の別邸内であるので、この小路も行きどまりであるところから、豆腐売りでさえこの裏路へ来る事は極て少ないのである。それで偶珍しい飲食商人が来ると、余は奨励のためにそれを買うてやりたくなる」というのであるが、これなどもやはり老僧の接木の一種であろう。
重就の句は老僧が理窟をいったというまでで、その内容には触れていない。