후리가나로 읽는 일본 고전
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こくをみる
古句を観る
柴田 宵曲
柴田 宵曲의 古句を観る(こくをみる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 166,028자 · 333화면
さらば又かき餅焼んおぼろ月 露堂
「舎羅除風に草庵に押こまれて」という前書があるから、その場合は一応わかるが、舎羅、除風と作者との関係はあまり明瞭でない。この前書によって按ずるに、二人が突然やって来たので、いささかもてなしのため、夜話の伽にするような意味で、かき餅でも焼こうといったのであろう。「さらば又」というところを見れば、こんな事はしばしばあるので、御互に親しい間柄らしいことも、「押こまれて」の一語から想像し得る。
この句を読んでふと思い出したのは、吉野左衛門氏の「十三夜行」である。月夜の松濤庵に清流を汲んで茶を淹れ、何かないかと戸棚を捜したら一袋の掻餅が出て来た、それを泉鏡花氏が喜んで食べた、ということが書いてある。春と秋で情景は全く異るけれども、夜の客に対して掻餅を持出すところ、相手が二人であるところなども頗る趣を同じゅうしている。この句が目についたのも、事によったら「十三夜行」の記事が頭にあったせいかも知れない。
簡素な昔の生活の思いやられる句である。
吹上るの中の雲雀かな 呈笑
畠であるか、河原であるか、それはわからぬ。強い風が吹いて濛々と埃が揚る、その中に雲雀の声がする、というのである。