후리가나로 읽는 일본 고전
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こくをみる
古句を観る
柴田 宵曲
柴田 宵曲의 古句を観る(こくをみる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 166,028자 · 333화면
古人としては梅に不調和な垣根の魚の骨が、雪のために隠れむことを希うような心持があるかも知れない。
「雪ちるや」というのは、雪の降りはじめの頃、まだ多く積らぬ場合らしく思われる。従って垣根に捨てた魚の骨も気になるのである。
春の野も寂しや暮の馬一つ 由水
昼の間は行楽の人で賑っていた野が、夕暮近く急に寂しくなった光景であろうか。あたりにはもう人影も見えず、ただ一頭の馬がいるだけだ、という風にも解せられる。
「寂しや」という言葉は昼の光景に対したものではあるが、必ずしも行楽の人ばかりには限らぬ。野良へ出て働く人も、春は自ら多いわけだから、そういう風に解しても構わない。要するに暮色が漸く迫って、物音もないような、寂しい春の野の様である。
ただこの句で不明瞭なのは、唯一の登場者たる馬である。歩いているのか、路傍に繋がれているのか、放し飼なのか、その辺は一切わからぬ。今日の句であったら、この馬の状態をもう少しはっきり描いたかも知れぬが、元禄の作者は一頭の馬を野中に点じたまま平然としている。けれどもこの句を誦すると、薄墨色の野の暮色の中に唯一つ馬のいる様子が、髣髴として浮んで来るような気がする。