후리가나로 읽는 일본 고전
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こくをみる
古句を観る
柴田 宵曲
柴田 宵曲의 古句を観る(こくをみる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 166,028자 · 333화면
これだけの客観の句としても差支ないが、この句には「餞別」という前書があって、路健の旅に出るのを送ったことになっている。出立の際も已に天気つづきだったので、眼前の景色をそのまま取入れたものであろうが、同時に旅立つ人に対し、この日和の更に続けかしと希う意が含まれているような気もする。日和の空に高く啼く雲雀の声を聞きながら、徐に旅程に上る。こういう風物を採って直に餞別とするのは、俳句以外の詩のあまり執らぬ手段であろう。
春雨や障子を破る猫の顔 十丈
障子の破れから猫がぬっと顔を出す、というのでは平凡である。締出された障子の外から、猫が紙を破って入って来る、というところに面白味がある。外から入る場合には限らぬ。内から破って出るのでもいいわけであるが、内から外へ出るのでは「顔」が利かない。紙を押破ってぬっと猫の顔が現れる。そこがこの句の主眼でなければならぬ。
猫を飼ったことのある者なら、しばしば経験する実景である。春雨に降り込められて徒然なる日、障子を破って猫が顔を出すのは、俳味横溢して面白い。春雨時分ならば障子に穴を明けられても、そう迷惑ではなかろうなどと余計なことをいう必要はない。