후리가나로 읽는 일본 고전
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こじょうのまひる
古城の真昼
野村 胡堂
野村 胡堂의 古城の真昼(こじょうのまひる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,644자 · 28화면
そして一番太陽が中天に来る日だ。北半球のこの辺では、太陽の位置は何時でも少しは南に偏して居るが、その角度は冬が大きくて、夏は少くなる。六月二十二日の夏至の日は、太陽は北の子午線へ直射するから、太陽の動く道即ち黄道が、一年中で一番私等の頭の上へ近くなる。こんな事は小学校の生徒でも知って居るだろう――ところで、地上に掘った井戸は、少し深くなるともう底まで太陽の光線が入らない。この辺はかなり緯度が高いからだ。が、夏至の日の正午は太陽が頭の真上近く来るから、その光線が一年中で一番深く井戸の底へ入って行くのだ――あれ、あの通り」
指す下には、なるほど太陽の光線がかなり深い所まで、井戸の中へ落ちて居ります。
「丁度十二時」
片手に捕物を引寄せた蜂屋文太郎は、片手の腕時計を見乍ら斯う宣告しました。
「丁度よし」
響の音に応ずる様に、生月駿三は井戸の中を覗いて応えました。
「井戸の口から入る光線と、すれすれの所まで水を入れたのだ。井戸の口径と太陽の位置とを測れば、こんな手数をしなくともいいわけだが、何百年の昔、畢生の智恵を絞って、ここに宝を埋めた人達のやった通りにやって見せるのも一興だろうと思って、こんな細工をやって見せたのだ。