후리가나로 읽는 일본 고전
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たいわんのしたい
台湾の姿態
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 台湾の姿態(たいわんのしたい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,910자 · 14화면
熱帯と亜熱帯とに亘る本島の炎暑も、さほどのものではない。
溪の水量の激変は大なる熱情の変動を思わせるが、温度の変化は熱情的というよりも寧ろ病的である。台湾の気候は大体、北部と南部とでは、その雨期と乾燥期との時期に於て対蹠的であるが、その変化目の――例えば四月頃の気候は、病的というの外はない。冬服の気温から単衣一枚の気温に至る間を、幾度も往復する。日によって変るし、一日のうちでも朝夕に変る。北方の台北に於てばかりでなく、南方の高雄に於てもそれが多い。この気温の不順不同は、所謂三寒四温どころのものでなく、ヒステリックである。この季節、気温に敏感な人々は、ヒステリーの妻と一緒に暮してる思いがするだろう。
固より、ヒステリーのうちにもコンスタントなものはある。竹風蘭雨などはその一つだろう。新竹州あたりは常に強風が多く、田畑の畦には竹などを並べ植え、道路わきにはモクマオウを移植して防風林とし、農作物其他への被害を防いでいる。また、宜蘭方面から基隆方面へかけては、雨が非常に多く、基隆のことを洒落て雨港とも称するほどである。この基隆港の雨は、台北に至る汽車沿線地域の痩せた土地と相俟って、台湾旅客の初印象を甚だ貧寒なものにする。