후리가나로 읽는 일본 고전
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うもんとりものちょう
右門捕物帖(一)
佐々木 味津三
佐々木 味津三의 右門捕物帖(一)(うもんとりものちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 220,431자 · 428화면
の吉原は明暦三年の江戸大火以後いまの土地に移転したことになっていますから、この話の当時の吉原は、いわゆるもと吉原と称されている一郭です。和泉町、高砂町、住吉町、難波町、江戸町の五カ町内二丁四方がその一郭で、ご存じの見返り柳がその大門通りに、きぬぎぬの別れを惜しみ顔で枝葉をたれていたところから、いき向きの人々はときに往々、柳町なぞとも隠し名にして呼んでいましたが、いずれにしても堅人たること天下折り紙つきのむっつり右門が、それも無粋といえば無粋な黒羽二重の五つ紋といういかめしい武家ふうの姿で、駕籠もうたせず、おひろいのまま、さっさとその大門をくぐって廓へはいりましたものでしたから、伝六がついにみたびめのうるさい質問を発しました。
「ちょっと待ってください、待ってください。廓へおはいりになるのはよろしゅうござんすが、まさかに、この朝っぱらからお遊びなさるんじゃござんすまいね」
実際、いちいちうるさいおしゃべり屋ですが、しかしまた一面からいえば無理もないのです。流連大バカ、朝がえり小バカ、いきは昼間のないしょ遊びと番付はできていても、なにしろまだ五つといえば午前の八時なんだから、そんな時刻に大手をふりふり、さもお役所へ勤めにでも行くような気組みをみせて、どんどんと大門をくぐっていったものでしたから、一面からいうと