후리가나로 읽는 일본 고전
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うもんとりものちょう
右門捕物帖(一)
佐々木 味津三
佐々木 味津三의 右門捕物帖(一)(うもんとりものちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 220,431자 · 428화면
むろんのことに、敬四郎がもうひと足先に駆けつけ、配下の者を集めも鳩首謀議をこらしながら、出入り禁止の厳重な見まわりをしていましたものでしたから、ばらばらと門内の木立ちの中から見知った顔が現われて、その行く手をさえぎりました。しかし、駕籠にはれきれきとしたご奉行職の絞がある――。
「あっ! ご奉行さまおじきじきにご入来だ! さあ、どうぞお静かに――」
まことすうと胸のすくこと、駕籠そとの定紋が物をいって、にせ者とは知らずにさっさと道を開いたものでしたから、いかな伝六にもわからないはずはありますまい。人々の視線からのがれて式台ぎわへ駕籠がつくと同時のように、溜飲をさげていいました。
「さすがはおいらのだんなだ。御用駕籠なぞに納まって、なんにするかと思ってましたが、出入り禁止の見張りのがれに使うたあ、お釈迦様でも気がつきますめえよ。偉い! 偉い! 知恵伊豆様だって、おらがだんなにゃ及びますまいよ!」
しかし、まだそれでは伝六のほめ方が足りませんでした。なぜかならば、わが親愛なるむっつり右門はただにそれをあばたの敬四郎にむかって使用したばかりではなく、さらにその駕籠の定紋を小田切久之進一家の者に向かって利用したからです。