후리가나로 읽는 일본 고전
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うもんとりものちょう
右門捕物帖(二)
佐々木 味津三
佐々木 味津三의 右門捕物帖(二)(うもんとりものちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 221,941자 · 435화면
「まて、小僧ッ。逃げようたッて、逃がしゃしねえぞッ」
しりからげになって追おうとすると、呼び止めておどり出したのは善光寺辰でした。
「兄貴! 忘れるなよ! 忘れるなよ! おれにこういう芸当があるじゃねえか!」
叫びざまに、こぢんまりとしたからだをちょこちょこと走らせて、逃げゆく影を追跡していった様子でしたが、いかさま名詮自称のことばのとおりで、右手のうちから得意の投げなわが、するすると長いへびのごとく伸びたかとみるまに、わざは知恵伊豆守が希代の名技と折り紙つけた秘芸でした。ねらいの狂うはずもなく的確に効を奏して、くねりと黒い影の首筋にからみついたものでしたから、ざまをみろッとばかり伝六が鼻を高めて、自分のてがらででもあるかのようにそこへ引きたててきたまでは無事でしたが、しかるに少年はなんともかとも奇怪千万でした。
「死んでやらあ! 死んでやらあ! もうこうなりゃ、おれもいっしょに死んでやるから、さ、殺せッ。さ、殺せッ」
きりきりと歯を食いしばって、こめかみのところにみみずばれのような太い癇癪筋をたてながら、だれといっしょに死んでやるというのか、おれも殺せ、おれも殺せと、わけもなくののしり叫んだものでしたから、ぽかんとしてしまったのは伝六で――、