후리가나로 읽는 일본 고전
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うもんとりものちょう
右門捕物帖(四)
佐々木 味津三
佐々木 味津三의 右門捕物帖(四)(うもんとりものちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 167,105자 · 337화면
たびたびわたしにも言いより、兄のほうも音蔵さんのご家内にたびたび言い寄ったことでありましょうが、そんなけがらわしいまねができるものではござりませぬ。ああの、こうのと、あしらっているうちに、ついわたくしがかたき持つ身とこの弟めに口をすべらしたのが災難、――いいえ、因果な種となったのでござります。兄弟ふたりして、うまうまとたくらみ、このわたくしに、兄のかたきはあの音蔵さんだと、まことしやかに告げ口したのでござります。あのとおり音蔵さんは鳶のかしら、まさかと思いましたが、いいや音蔵は侍あがりじゃ、そなたの兄を討ったゆえに、身をかくして鳶の者になっておるのじゃ、まちがいはない、兄弟して手を貸そうと申しましたゆえ、八年の苦労辛苦に、ついわたくしも心があせり、火の見の下へおびき出してきたところを、みごとに討ったのでござります。――と思ったのが大のまちがい、ふたりにだまされたことをはじめて知ったのでござりました。音蔵さんをなきものにすれば、やがてはあのご家内も思いをかけた兄の手にはいる道理、あやまって人を切らして、その弱みにつけこんでおどしたら、わたしも弟に身をまかせるだろうと、兄弟ふたりがたくみにしくんだわなだったのでござります。