후리가나로 읽는 일본 고전
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うもんとりものちょう
右門捕物帖(四)
佐々木 味津三
佐々木 味津三의 右門捕物帖(四)(うもんとりものちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 167,105자 · 337화면
右門捕物帖
1
その三十一番です。
江戸城、内濠の牛ガ淵。――名からしてあんまり気味のいい名まえではない。半蔵門から左へつづいたあの一帯が、今もその名の伝わる牛ガ淵ですが、むかしはあれを隠し井の淵ともいって、むしろそのほうが人にも世間にも親しまれる通り名でした。濠の底にありかのわからぬ秘密の隠れ井戸が六つあって、これが絶えずこんこんと水を吹きあげているために、その名が起こったとは物知りの話――。
しかし、どちらであるにしても、内濠とある以上は、たとい天下、波風一つ起こらぬ泰平のご時勢であったとて、濠は城の鎧兜、このあたり一帯の警戒警備に怠りのあるはずはない。特にお濠方という番士の備えがあって、この内濠だけが百二十人、十隊に分かれて日に三度ずつ、すなわち暮れ六つに一回、深夜に一回、夜あけに一回。騎馬、ぶっさき羽織、陣笠姿で、四人ひと組みがくつわを並べながら見まわるしきたりでした。
長つゆがようやく上がって、しっとりと深い霧の降りた朝――ちょうど見まわり当番に当たっていたのは三宅平七以下四人の若侍たちでした。禄は少ないが、いわゆるお庭番と称された江戸幕府独特の密偵隊同様、役目がなかなかに重大な役目であるから、いずれも心きいた者ばかり。