후리가나로 읽는 일본 고전
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よしわらしんわ
吉原新話
泉 鏡花
泉 鏡花의 吉原新話(よしわらしんわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 37,157자 · 75화면
(姉さん、姉さん、)
と、お三輪を、ちょうどその時だった、呼んだのが、なぜか、気が移って、今息を引取ろうという……照吉の枕許に着いていて言うような、こう堅くなった沈んだ声だった。
(ははい、)
とこれも幽にね。
浜谷ッて人だ、その婦人は、お蘭さんというのが、
(内にお婆さんはおいでですか。)
と聞くじゃないか。」
「まあ、」と梅次は呼吸を引く。
民弥は静に煙管を置いて、
「お才さんだって、年じゃあるが、まだどうして、姉えで通る、……婆さんという見当では無い。皆、それに、それだと顔は知っている。
女中がわりに送迎をしている、前に、それ、柳橋の芸者だったという、……耳の遠い、ぼんやりした、何とか云う。」
「お組さん、」
「粋な年増だ、可哀相に。もう病気であんなになってはいるが……だって白髪の役じゃ無い。
(いいえ、お婆さんは居ませんの。)
(そう……)
と婦人が言ったっけ。附着くようにして、床の間の傍正面にね、丸窓を背負って坐っていた、二人、背後が突抜けに階子段の大きな穴だ。
その二人、もう一人のが明座ッてやっぱり婦人で、今のを聞くと、二言ばかり、二人で密々と言ったが否や、手を引張合った様子で、……もっとも暗くってよくは分らないが。