후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじんじごく
名人地獄
国枝 史郎
国枝 史郎의 名人地獄(めいじんじごく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 149,286자 · 301화면
百日百夜をひとりで寝たら、あけの鶏さえ床さびし
浅間山風吹かぬ日はあれど、君を思わぬ時はない
よしや辛かれ身はなかなかに、人の情の憂やつらや
見る目ばかりに浪立ちさわぎ、鳴門船かや阿波で漕ぐ
月を待つ夜は雲さえ立つに、君を待つ夜は冴えかえる
君と我とは木框の糸か、切れて離れてまたむすぶ
山で小柴をしむるが如く、こよいそさまとしめあかす
多くは甚内自作の歌詞で、情緒纏綿率直であるのが、江戸の人気に投じたのであった。
深編笠で二人ながら、スッポリ顔を隠したまま、扇一本で拍子を取り、朗々と唄うその様子は、まさしく大道の芸人であったが、いずくんぞ知らんその懐中に、磨ぎ澄ましたところの釘手裏剣が、数十本蔵してあろうとは。
お船手頭向井将監
赤格子九郎右衛門の本拠を突き止め、何かを入れた封じ箱を、その九郎右衛門に手渡せというのが、碩翁様からの命令であった。
郡上平八は名探偵、すぐに品川から船に乗り出し、日本の海岸をうろつくような、そんなへまはしなかった。
市中の探索から取りかかった。
翌朝早く家を出ると、駕籠を京橋へ走らせた。
「ここでよろしい」
と下り立ったところは、新船松町の辻であった。