후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
めいしほうもんき
名士訪問記
海野 十三
海野 十三의 名士訪問記(めいしほうもんき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 1,421자 · 3화면
編輯部からこの妙な訪問記事をたのまれて、正直なところ大いに弱っている。人の話によると、佐野昌一氏と僕とはたいへんよく似ているそうで、途中で会っても佐野氏やら海野やらちょっと見分けがつかないそうである。そのように似ているため、僕はよく佐野氏に間違えられ、得をしたり、損をしたりする。得についてはともかくも、損についてはかねがねいつか氏に対し怨みをのべたいと思っていたところだったので、今日はそれを果すつもりで編輯部から教えられたとおり田村町一丁目のテキスト・ビルの三階へのぼる。階段の上に、とたんに金文字の看板があって、「佐野電気特許事務所」とある。どういうつもりか「電気」の二字が赤塗になっている。
氏は大きな革製の椅子に小さい身体を埋めて、大きな出勤簿を机上にひろげハンコを出してぺたりと捺しているところだった。
「やあ佐野さん。毎日御出勤だそうで、なかなか勤勉ですねえ。」
「いやどうも、海野先生。なにしろこの出勤簿が私の出勤を待っていると思いますと、休みたくても休めないのです。開所以来、無欠勤ですよ。」
「それはたいへんですね。ここでのお仕事はどんな塩梅ですか。